「週刊新潮」報道、戦後初の死刑囚逮捕へ 事件を闇に葬ろうとした警視庁の怠慢

社会週刊新潮 2017年4月20日号掲載

■「死刑囚」の告白 事件を闇に葬ろうとした「警視庁」ジレンマ八百余日(上)

 死刑囚が手紙で「永田町の黒幕」の殺害を告白してから八百余日。警視庁はようやく、確定死刑囚としては戦後初となる逮捕に踏み切った。事件を闇に葬ろうとした警視庁の怠慢、告白の目的、迫真性を帯びた共犯者の証言。怨念が複雑に絡み合う事件の全貌――。

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 警察が把握していない2件の殺人――それは地中深くに埋もれた、錆びて朽ち果てかけた時計のようなものだった。その男が口を噤んだまま絞首場に臨んでいたら、永遠に闇に埋もれたままだったろう。しかし男は犯行を告白する手紙を警察に出すだけではなく、弁護士を通じて本誌(「週刊新潮」)にも送付してきた。

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