重婚ストーカー「中川俊直」、資金管理もズボラ 年間700万円の使途不明の政治資金

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中川俊直前経産政務官(47)

 愛人との重婚ウェディング、そして「ストーカー登録」報道により、自民党を離党した中川俊直前経産政務官(47)。だが、ズボラなのはカネの問題でも同様だった。

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 たとえば、中川代議士が支部長を務めていた自民党広島県第四選挙区支部から支払われた「政策活動費」。同支部の2015年の収支報告書を見ると、年22回にわたって代議士への支払いがある。

 多いときは1回につき120万円、180万円におよび、合計額は759万2548円に上る。選挙費用として支部から代議士本人へこうした支出が行われることはあるが、中川代議士が出馬した総選挙があったのは14年と12年である。選挙のない年にこうも多額の政策活動費が支払われることは異例だ。

「仮に中川氏がそれを自分のポケットに入れ、雑所得として申告していなかったとすると、脱税疑惑が持ち上がります。一方、政治活動に使っていたなら、事実上、裏金として使っていたことになってしまう」(政治資金に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授)

 こうした疑惑に中川事務所は「政策活動費は政策活動以外に支出していません」と答えた。

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 4月26日発売の「週刊新潮」では、ずさんに処理された複数の政治資金収支について追及するほか、中川氏の「ストーカー気質」にまつわる元愛人の新証言もあわせ掲載する。

週刊新潮 2017年5月4・11日ゴールデンウイーク特大号掲載

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