猫ブームにちょっとキュートな「ネコとフトモモ」写真集

アート週刊新潮 2017年4月6日号掲載

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 CMや映画など、巷では勢いに衰えが見えない猫ブームだが、一風変わった写真集が登場する。

 4月18日に発売されるのは、その名も『ネコとフトモモ』(新潮社刊)。文字通り、猫と女性の太腿だけを撮影した写真集で、無防備な太腿の間から顔をのぞかせたり、舌でペロリと舐めたりする一瞬を捉えた作品の数々で仕上がっている。ネコ好きにしてみれば、可愛い猫の仕草でもあるが、ちょっぴりエッチな雰囲気が漂う不思議な写真集だ。

 撮影したのは、一般のサラリーマンがジャンプした瞬間を切り取った『ソラリーマン』シリーズや、女子高生を少年目線で撮影した『SCHOOLGIRL COMPLEX』などで知られる、写真家の青山裕企氏(38)。「キヤノン写真新世紀」優秀賞の受賞経験もある気鋭だ。

「私自身は、ペットはハムスターぐらいしか飼ったことがなく、どちらかと言えば、犬派でした」

 それなのになぜ、このような写真を撮ったのか。

「たまたま女の子の部屋で撮影していたら、猫が太腿にぴょんと乗ったんです。キターッ、これは面白いと思いましたね。猫を飼っている人には日常ですけど、男性目線で見るとうらやましいなあと思えたのです。もちろん、猫はそんな風に見ているわけもなく、ただムスっとしているだけで、まるでありがたみが分かっていない。そんなところがシュールで面白いかなと」

 撮影を通して、青山氏はすっかり猫の魅力に嵌ってしまったという。猫好きが楽しめるだけでなく、そうでない人でも、つい猫になりたいと思ってしまう一冊。いいなあ、猫!