ねこ写真家に聞く! 街でねこに出会う方法

ライフ2016年3月27日掲載

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 ねこが大好きだけど、住環境や様々な理由から飼えない、という人も多いはず。

 それでもねこと触れ合いたい!と思えば、話題のねこカフェを覗いてみる手もあるけれど、外で過ごしている自由気ままなにゃんこを見つけに行く……なんてのもこれからの季節にいいのでは?

ねこザイル

 こんな驚きの一瞬をとらえて外ねこ写真集『ぶさにゃん』を刊行した写真家・沖昌之さんによれば、外にゃんこでも少し慣れれば、自分から寄ってくる人懐こい子もいるとか。そこで沖さんに、街でのねこの探し方を聞いてみた。

■1.ねこ水の効き目に根拠はないが、神話あり

ねこ水の効き目に根拠はないが、神話あり

「ねこ水(水を入れたねこ除けのペットボトル)は実際には効き目がない、と言われていますが、裏を返せば『ねこ水あるところに、ねこの歴史あり』。ねこに来て欲しくないから置いているということは、元々、ねこが集まりやすい場所である、ということです。安全だからねこさんたちがウロウロしてるんですね。つまり、住みやすい地域なので、ねこ水の対象にされている子じゃなくても、他のねこもいるかもしれないです」

 ねこ水設置が多い地域は外ねこも多い、ということのよう。

 そんな場所を見かけたら、周辺を注意して見ていればモフモフに会えるかもしれない。

■2.袋小路は ねこにとっても安全です

袋小路は ねこにとっても安全です

「自動車メーカーの日産が展開している『猫バンバン』キャンペーンは、寒い時期に自動車の下やタイヤと車体の隙間、エンジンルームなどにねこが入り込むことが多いので、乗車前にボンネットをバンバンと叩いてねこを逃がしてください、というもの。ねこたちが暖をとるには、止まっている自動車は最適です。しかし、走っている車、となったら別。命を脅かす天敵です。

 だから、ねこに出会いたければ、車が通る本通りを1本ずれて歩いてみる。そして車が入らない横道があるたびに きょろきょろと見回してみてください。結構、向こうもこっちを見ていて、目が合ったりしますよ。

 それから、住民しか通らないような行き止まりの道の奥(袋小路)にいたりします。住宅が混んでいるところは、ねこにとってはいざとなったら民家の陰に逃げ込めるので安全地帯なんです」

 いつもの道をちょっとだけ逸れてみると、意外な発見あり?

■3.なんとなくアパートなど集合住宅とねこは相性がいいみたい

なんとなくアパートなど集合住宅とねこは相性がいいみたい

「不審者に間違われない範囲で階段を少し上がって2階の通路などを見てみると、ねこの運動会や日向ぼっこに出くわす可能性大、です」

 確かに人通りがないだけに、ねこには安心。でも、やっぱり怪しい人に見られそうで不安なのだが……ほかに、怪しまれないでねこ探しできる場所は?

■4.お寺さんや墓地、神社の境内もねこさんにとっては楽園のようです

お寺さんや墓地、神社の境内もねこさんにとっては楽園のようです

「だれも通らないだろうなって思うのか、建物の日当たりのいい縁(えん)で香箱座りしてたり、階段に寝っころがってたり。あるいは、建物の陰の、こちらにしてみれば死角になっている位置はねこにとっては安全地帯なので気をつけて見てみてください。用事のある人しか来ないお墓も穴場です」
 
 ちゃんとお参りしてからなら、ねこ探しをしてもバチが当たらない?

■5.駐車場の 一番奥 車の後ろに隠れてたり

駐車場の 一番奥 車の後ろに隠れてたり

「車を止めた人しかこないよねって場所で、常連のねこが番をしてたりします」

 広い駐車場なら立ち入って怪しまれる心配は少ないかも。奥の車の後ろは要チェック。

 最後に、ねこ写真家からの大事なアドバイス。

■6.ねこが寄りつくところにはねこ好きな住民がいます

「ねこのご飯になるものは人間の暮らしのそばにあります。特に、街中では、ねこが集まるところには人が住んでいて当然。それがねこ好きな方なら、ご飯をあげたり、去勢・避妊手術を受けさせたりといった地域ねこ活動をなさっている場合もあります。できれば、ねこ探し中に住民に会って目が合ったら、簡単でいいので挨拶を。タイミングが合えば『ねこ見たくて、探してるんです』と話しかけてしまえば、思わぬねこスポットが聞けたりしますよ」

 ちなみに、耳がV字にカットされている外ねこは手術を受けた印。地域で見守られているにゃんこたちなのだそうだ。

 通りなれたいつもの道でも、その気になって探してみると、意外にねこと共存していたことに驚くかも!?

デイリー新潮編集部