安倍昭恵の“私人”パワー 1億円NGO事業に鶴の一声?

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安倍昭恵夫人

 安倍昭恵夫人の周囲には、いつも様々な立場の人たちが群がる。彼女の求心力の源泉はなにか。夫人自身に魅力がないと言うつもりはないが、とはいえ、なにか見返りを期待しているのが大方ではないのか。たとえば、このアフリカにおけるNGOの場合も。

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「良いことをやろうとするときは、私は“利用していいよ”と言っているので」

 本誌(「週刊新潮」)3月23日号で、昭恵夫人が総理の遠縁の若者が主催する全国高校生未来会議というイベントを成功させるべく、文科省へ圧力をかけるのをはじめ全力で支援している旨を報じた。冒頭は、その“行為”への是非を問うた本誌の取材に対する昭恵夫人の回答であった。

 しかし、なぜ彼女は「利用」されうるのか。言うまでもないが、「利用」価値があるからである。

 たとえば2月11日、京都大学で「もったいないの理念に基づいた変わりゆく未来社会の創造に向けて」なるシンポジウムが開催され、そこで昭恵夫人の「利用価値」について、京大名誉教授で、日本国際民間協力会なるNGOの理事の松井三郎氏から、こんな発言が飛び出していた。

 テーマはケニアでのエコサントイレの普及運動。ちなみに、このトイレは便と尿を分けて集め、尿は液肥として利用、便は灰をかけて殺菌し堆肥にするもので、不衛生な環境を改善できるうえ、畑の土壌改良に資し、化学肥料の使用も抑えられる優れものだそうだ。

 さて、松井氏は、ビクトリア湖周辺などでこの活動を増やしたい旨を語ってから、こう続けた。

「外務省の役人はなかなか理解してくれなくてですね、えいやっ、とばかりに、小野さんという理事長と私は安倍夫人のところに行きました。安倍夫人、首相官(ママ)邸に行きました。安倍夫人が会ってくれましてね、聞いてくれました。あの人、すごいですね。その晩に首相と話をして、首相からすぐに連絡が入りまして、ぐるっと回って今年予算が入りました。8000万円くらい。今年、2つの村に入ります。あのご夫婦のホットライン、すごいですね」

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