森友学園問題で正義漢気取り…「鴻池氏」ホラ吹き不倫の前科

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■女性10人

 時は遡り、麻生政権下の2009年1月のこと。当時、官房副長官を務めていた鴻池氏は、大スキャンダルを巻き起こしていた。

〈鴻池官房副長官の「議員宿舎」に泊まる超一流企業の「美人妻」〉

 こう題した、彼の愛人醜聞を本誌(「週刊新潮」同年1月22日号)が報じたのである。鴻池氏は妻子持ちで内閣の中枢に鎮座する要人でありながら、40代半ばの民間女性を夜な夜な議員宿舎に連れ込み、彼女にカードキーまで与えていたという記事を「証拠写真」とあわせて掲載。それでも彼は、記者会見で次のようにシラを切ったのだ。

「男女の仲というのは、誓って『ない』」

「泊まりはしてない」

「(記事は)事実とは反しているところが随分ある」

 しかし、彼の大嘘は4カ月後に暴かれた。同年のゴールデンウィークに、同じ女性と今度は熱海で不倫旅行を敢行。しかもその際に、公用でしか使用が認められない議員特権の「JRパス」を私用で使っていたと、やはり「証拠写真」付きで本誌が報じたのである。その時も、鴻池氏は当初、

「東京にいた」

 などとしらばっくれたのだが、ようやく観念して、

「浮気旅行と言われてもしょうがない」

「彼女とは、もう4年近い付き合いなんです」

「ついついパスを出してしまいました」

 こう白状。おまけに鴻池家は3代に亘る艶福家で、彼自身、

「多いときは、まあもうちょっとで10人でんなあいうくらいは(女性が)おったね」

 と、妙な弁明をし、結局、ほどなくして官房副長官を辞任したのだった。

 つまり、鴻池氏は尋常ならざる「ホラ吹きエロオヤジ」なのだ。ゆえに、今回の記者会見も眉に唾して受け止めるのが当然であり、実際、何とも妙な「カラクリ」が……。

特集「『森友学園』の火薬庫」より

週刊新潮 2017年3月16日号掲載

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