金正男、マカオでバカラに大金 父・正日からの遠隔指令で

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 北朝鮮の最高権力者争いに脱落する前から、マカオは金正男氏の生活の拠点の一つだった。バクチ好きとして知られる彼は、この地で、ポーカーやバカラゲームに興じた。しかも、父親の金正日総書記からの遠隔指令で大金を投じることもあったという。

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「ウィン・マカオ」は、マカオでも最大規模のカジノホテルだ。

 そのポーカールームは日本人、中国人、欧米人客などで賑わい、かつて日本のミュージシャンのGACKTやフィリピンのプロボクサー、マニー・パッキャオなどが目撃されたこともあった。

 東大卒のプロポーカープレイヤーで、世界選手権優勝者の木原直哉氏が明かす。

「数年前、ウィン・マカオで金正男と思しき人物と卓を囲んだことがあります。他の客たちも“ジョンナムだ”と騒いでいた。でも、本人は周囲の反応を気にも留めず、同世代のアジア系の女性を後ろに従え、黙々とプレイを続けていました」

 そこは、ミドルレートの卓で、日本円で30万円以上を持ち込まないと勝負できないという。

「私がマカオに滞在した1週間、彼は毎日、ポーカールームにやって来ました。長いときには1日10時間以上も卓に着いていた。最終的にどれくらい勝ったのかわかりませんが、プロ級の腕を持っているのは確かです。確率を度外視し、卓上に大金をばら撒く中国人の富豪のような賭け方はしていなかった。ただ、アンラッキーな負け方をすると、苛立ちを顔に出すタイプでした」(同)

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