隠された昭和天皇の「すい臓がん」 当時の侍医が振り返る“どうしても陛下に切り出せなかった”

社会週刊新潮 2015年8月25日号別冊「黄金の昭和」探訪掲載

■「昭和天皇」玉体にメスが入った最後の474日(4)

 昭和62年の手術によって明らかになった、昭和天皇の「がん」という病状。高木顯・侍医長ら侍医団の方針により陛下への告知は行われず、世間には「慢性膵炎」と発表されることとなった。

 しかし、63年9月24日付「朝日新聞」が〈すい臓部に「がん」 お気持ちを考え公表せず〉との見出しと共にこれを報じ、宮内庁は長官自らが抗議を行う事態に。当時、同紙の宮内庁担当記者だった清水建宇氏は、病床に伏せられていた陛下がこの記事をご覧になったとは考えられない、と振り返る。

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