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史上初めて玉体にメスが入った「昭和天皇」手術 秘匿された「進行すい臓がん」の病状
■「昭和天皇」玉体にメスが入った最後の474日(1)
昭和天皇が崩御されたのは、昭和64年(1989)1月7日の早朝。宝算87は記録の残る中では最高齢、また在位期間、即ち「昭和」の元号も史上最長である。一方で医師たちには、ご病状の「告知」という壁が立ちはだかっていた。玉体にメスが入ってからの474日を辿る。
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いわゆる「Xデー」への序章は、昭和63年9月19日から始まった。この日夜、突如として大量吐血された昭和天皇。前日には体温が38度を超え、大好きな大相撲観戦が取りやめに。...
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運転士の身辺調査までしていた! 徹底管理されていた天皇乗車の特別列車
天皇が乗車する特別な列車があるのをご存じだろうか。「御召列車」と呼ばれるこの列車は天皇、皇后、皇太后が乗車する特別列車を指す。
平成26年9月、24年もの歳月をかけて編纂された「昭和天皇実録」が公開された。そこには昭和天皇の鉄道乗車記録ももちろん記載されている。
今年9月に出版された『昭和天皇 御召列車全記録』(新潮社)は、1年もの時間を費やし、この「実録」から昭和天皇の鉄道乗車記録をリストアップ。公文書や各種鉄道資料等で発着時刻、牽引機、編成などを調査し「天皇の旅路」の新事実を解明した。...
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