安倍官邸、「天皇陛下」お誕生日会見に戦々恐々 生前退位の“第2のおことば”警戒で

社会週刊新潮 2016年12月22日号掲載

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 天皇陛下の“おことば”によって、否応なく生前退位という難題を背負わされた安倍官邸。宮内庁との確執に加え、ご学友の証言にも頭を悩ませるなか、最大の懸案事項は目前に迫っている。目下、官邸はお誕生日会見での“第2弾”に戦々恐々としているのだ――。

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 皇居の宮殿内にある「石橋(しゃっきょう)の間」――。

「恒例」の会見も「異例」の緊張感
 245平方メートルの大広間は、天皇・皇后両陛下が即位後初めて公式記者会見に臨まれた記念すべき場でもある。その名称は、能の演目「石橋」をモチーフとした、日本画家・前田青邨の手になる3点の絵画に由来する。

 そのうちのひとつ、勇壮な獅子の舞を描いた作品を背に、陛下が記者団に向かっておことばを述べるのが「お誕生日会見」の習わしとなってきた。会見は例年、天皇誕生日に先がけて行われ、今年は12月20日に予定されているという。

 実は、この「会見」を目前に控えたいま、官邸は異様なまでの緊張感に包まれているのだ。というのも、

「会見の席上、陛下の口から“第2のおことば”が発せられるのではないか、と取り沙汰されているのです」

 そう明かすのは政治部デスクである。

 お誕生日会見で陛下は、記者団からの代表質問にお答えになる。

 宮内庁担当記者によれば、昨年同様、陛下のご負担に配慮して質問は1問だけに制限されたが、

「やはりお尋ねしたいのは“あの件”に尽きます。質問は事前に宮内庁側に伝えるのですが、その内容は“8月8日に陛下から国民に向けたおことばがありましたが、この1年をどう振り返られますか”というものです」

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