小日向文世、マカオで“国際デビュー” 主演「サバイバルファミリー」

映画週刊新潮 2016年12月15日号掲載

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「マカオ国際映画祭」公式HPより

 豊臣秀吉に総理大臣、天才バカボンのレレレのおじさんも演じていたっけ。

 今年、テレビに出ずっぱりの小日向文世(62)、このたびは主演した映画「サバイバルファミリー」(矢口史靖監督・来年2月11日公開)がマカオ入りである。日本に先立ち、第1回マカオ国際映画祭(12月8日から13日)で上映されるのだ。

「最優秀作品賞を競うコンペティション部門には、世界から12作品が出品され、邦画は『サバイバルファミリー』ただひとつ。小日向さんにとって初の国際映画祭になります」(映画記者)

「サバイバルファミリー」は、原因不明の“電気消滅”によってあらゆるものが機能停止。平凡な一家の父親は生き残るため妻子を連れ東京脱出を決断する――。

 小日向の役柄は、どこか頼りない父親。その妻を、深津絵里(43)が演じる。

「『ウォーターボーイズ』などで知られる矢口監督が長年構想を温めてきた作品で、自ら脚本を書いている。監督は“今や日本のおっさんを代表する俳優・小日向文世を、世界中に知らしめる時が来ました”と意気込んでいます。監督特有のユーモアやちょっと毒がある部分を自然と汲みとるには小日向さんは最適です」(同)

 さて、この映画祭は中国の特別行政区マカオで地元政府が中心となって企画された。カジノだけでなく映画でも注目されようとの目論見という。インドで著名な映画監督のシェカール・カプールらが審査員を務める。

「小日向さんが売れ出したのは2001年以降のことで、生活すら大変な時期もあった。妻子の理解のおかげで役者を続けられた、と家族仲がとても良いんです。父親として奮闘する姿は、観る者を楽しませながら誰の心にも響くのでは」(同)

 最優秀男優賞ならば、世界のコヒナタの誕生だ。