ドイツ・メルケル首相、喝采から1年で窮地に…「人道主義」難民政策でのヤケド

国際週刊新潮 2016年12月15日号掲載

■人道主義でヤケドしたドイツ 「メルケル首相」の暗いクリスマス(1)

 
 難民の無制限受け入れを呼びかけ喝采を浴びたドイツのメルケル首相が窮地に陥っている。「無制限の善意」を警戒するEU国が反発し、難民政策に異を唱える保守政党が彼女の足元を脅かしているのだ。ドイツ在住の作家・川口マーン惠美氏がレポートする。

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「ドイツ人は、もっとクリスマスソングを歌おう。縦笛を吹ける人に伴奏して貰えば良い」

 10月22日、CDU(キリスト教民主同盟)の臨時党大会での、メルケル首相のスピーチの一節だ。

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