長澤まさみ、ミュージカル出演の歌唱力は 「紀香」超えなるか

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 表参道ヒルズで行われたクリスマスイルミネーション点灯式に、ドレス姿(写真)で現れた長澤まさみ(29)。年末の予定を聞かれ、

「今年はたぶん舞台の稽古があるので……」

 年明け1月11日よりEXシアター六本木で幕を開けるミュージカル「キャバレー」に出演するのである。

スタイルも折紙つき

「東宝シンデレラオーディションで、史上最年少12歳でのグランプリ獲得以来、初のミュージカル。NHK大河『真田丸』では、ひとり現代劇を演じて不評ですが、大丈夫ですかね」

 とは芸能記者だが、太鼓判を押すのは演劇評論家の萩尾瞳氏である。

「『真田丸』は三谷幸喜さんが彼女のキャラに合わせた当て書きでしょうから。それよりも三谷さんの脚本・演出で長澤さんが舞台に立った『紫式部ダイアリー』が素晴らしかった。斉藤由貴さんを相手に引けをとらない演技に感心したほど。声も通るし、スタイルもいいから、大丈夫ですよ」

 とはいえ、映画になり、ブロードウェイではロングラン、日本では2010年と12年に藤原紀香が演じて話題になった作品である。

「『キャバレー』はナチス台頭前夜のベルリンのキャバレーを舞台にした歌姫サリー(長澤)と作家志望のクリフ(小池徹平)との恋物語でもありますが、演出によっては社会派にもなる奥深い作品。ですから歌とダンスが上手いだけでは軽い作品になってしまう。今回演出する松尾スズキさんも、彼女の演技力を買ってのことでしょう。最近のミュージカルは歌ばかり重視されがちですが、やはり演技力あってのもの」(同)

 紀香の歌は評価が高かった。ただ長澤の歌唱力については聞いたことがない。

「ドラマ『セーラー服と機関銃』の主題歌を役名の星泉名義でリリースしたことがあります。その時はそれほどでもなかったのですが、一昨年のドラマ『若者たち2014』の劇中で歌を披露したときには劇的に上手くなっていた」(芸能記者)

 歌にスタイル、演技までよければ、紀香を凌ぐ。

週刊新潮 2016年11月24日号掲載

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