「オウム麻原」主治医の死刑囚、化学専門誌に初手記 サリン事件を回想

社会週刊新潮 2016年11月10日神帰月増大号掲載

「ブラック・ジャック」に憧れて医師を志した男は、死を待つ独房で何を思うのか。オウム真理教13名の確定死刑囚の「Xデー」が迫っている。その中の1人、麻原彰晃の主治医だった中川智正(54)が、化学専門月刊誌に初の手記を寄せた。

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〈当事者が初めて明かすサリン事件の一つの真相〉

 そう題された6ページの手記が載ったのは、月刊「現代化学」誌の11月号である。

 中川はオウム犯罪の中で極めて重要な役割を果たした人物だ。坂本弁護士一家殺人、松本サリン、地下鉄サリンの「三大事件」のいずれにも関わり、罪に問われた事件数は11件と麻原に次ぐ。

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