攻めすぎて爆死! 伝説輩出「5時に夢中!」プロデューサーが明かした秘話(3)

芸能2016年11月15日掲載

 最近、TBSのバラエティ番組が「低俗すぎる」という理由でBPO(放送倫理・番組向上機構)審議入りしたことからもわかるように、テレビ番組への規制が、ひと昔とは比べ物にならないくらい厳しくなっている。そんな中で、かなり自由奔放な内容が話題となっているのが「5時に夢中!」(TOKYO MX・月~金曜日17時~)だ。
 前回に引き続き、同番組のプロデューサー・大川貴史さんの新著『視聴率ゼロ!』から、驚きのエピソードをご紹介しよう。
 今回は、「攻めすぎて爆死!」という話。
 いかに自由とはいえ、それでも何でもOKというわけではないようだ。以下は、同書で紹介されている「驚くほど短命に終わった企画」の数々だ。

【1】「東京B-ホテルガイド」

 都内のブティックホテル(ラブホテル)を紹介するVTRコーナー。
どこかの区の教育委員を名乗る人から「子供も観ている時間に、何てことをやっているんだ! 都議会とBPOに訴えるぞ!」と苦情の電話が。
「返す言葉もなく、3回で終了しました」(大川さん)

【2】「珍宝!なんでも鑑定団」

 男性の等身大パネルを5枚見せて、その中から「テーマに沿った男性1名」を当てるゲームコーナー。第1回の「童貞を探せ」が盛り上がったのは良かったが、それを超えるテーマが見つからず、1回で終了。

【3】「ミエパン!」

 金曜レギュラー、中尾ミエさんとゲストのトーク・コーナー。フジテレビの「○○パン」シリーズのパロディだったが、ミエさんがオリジナルを知らなかったので、パロディにならず、2回で終了。
「何で番組が始まって30分以上経っているのに、『レディ・ゴー』なんて言わなきゃならないのよ!」という指摘には、スタッフ一同何も言えなかったという。

【4】「教えて!AKIBAネーゼ」

 秋葉原に来ている素敵な奥様、アキバネーゼを紹介……のはずだったが、行ってみると、そういう方はまったく見当たらず、1回で終了。

 これ以外にも、失敗に終わった企画は多々ある。しかし、それでもいい、と大川さんは考えている。
「歴史の浅いMXでは、失敗しないようにすると、キー局の焼き直し、それも劣化版の焼き直しになってしまう。そうならないためには、トライ&エラーを繰り返すべきだ」
 こうして、また、「5時に夢中!」では攻めた企画が放送され続けていくのである。

デイリー新潮編集部