空気で膨らむ兵器 “かく乱”需要でロシア軍が導入

国際週刊新潮 2016年10月27日号掲載

 兵は詭道なり。ν(ニュー)ガンダムを駆るアムロ・レイは指先より乗機そっくりのダミー・バルーンを射出、敵を翻弄する。本物同然の兵器が突如出現すれば敵は混乱、攻撃力はゼロでも敵兵力の分散や弾薬の消耗を狙える。

 目的を同じうして、ロシアの民間企業が新兵器を開発した。MiG31戦闘機そっくりの囮(おとり)を5分で登場させ、5分で撤収できる代物だ。

「素材は布です」

 とは元々熱気球を作っていたこの会社の広報担当者。

「電動ポンプで袋に空気を送り込み、あるいは空気を抜いて兵器を出現させたり消したりするのです」

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