ハンガリーの混乱に見る、EU「本音と建て前」の限界

国際週刊新潮 2016年10月20日号掲載

 ハンガリーには「逃げるは恥だが役に立つ」という諺がある一方、「冒険する者は得る」という相反するような諺も存在する。

 ハンガリーのオルバン首相は2日、後者の諺に従うようにEUの難民分担政策に真っ向から異を唱え、国民投票を実施した。

「有効投票率が50%に満たなかったため国民投票は不成立。“反難民”を標榜するオルバン首相の意図は挫かれ、欧州でのポピュリズム拡大は阻止された、と安堵する声がある一方、有効投票率43・9%のうち98%は“難民受け入れ反対”。この強烈な拒否反応に、EUの人道主義的政策は限界が近いのではと危惧する声も出ています」(国際部記者)

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