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盛り土2・5メートルは土木の常識?
白川静著『字統』は、「盛」が【祭祀に多くのものを供薦する意】を持つことを教えてくれる。口に入れるものが行き交う場だからといって、土まで祀ろうと考えたわけではなかろうが、土壌2メートルを削った上に、盛り土を2・5メートル重ねるのは土木の常識なのか否か。京大大学院工学研究科教授の藤井聡氏によると、
「地下部分に空間を作らず盛り土の上に直接建物を作る場合と、コンクリートの『地下ピット』を作った今回の場合。両者を比較すると後者の方が衛生的かつ安全であると言えます」
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豊洲“地下空間” がなければ地震で被害…東北大名誉教授が指摘
〈謎の空洞〉〈安全性の意識低い〉など、まるで手抜き工事と言わんばかりに新聞、テレビが報じた豊洲新市場の「地下空間」――。小池都知事が安全性の再検証を命じた“危険の温床”が、耐震性に優れていると専門家たちは口を揃えるのだ。
全国の欠陥住宅や建築物の第三者鑑定機関であるNPO法人「建築Gメンの会」副理事長で、一級建築士の田岡照良氏が言う。
「盛り土の上に建物を作るなんていうのは、豆腐の上に家を建てるようなもの。耐震面を考えれば、地下に基礎となるコンクリートの空間を埋め込んでおくのは、建築の世界では常識です。...
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