盛り土2・5メートルは土木の常識?

社会週刊新潮 2016年9月29日号掲載

 白川静著『字統』は、「盛」が【祭祀に多くのものを供薦する意】を持つことを教えてくれる。口に入れるものが行き交う場だからといって、土まで祀ろうと考えたわけではなかろうが、土壌2メートルを削った上に、盛り土を2・5メートル重ねるのは土木の常識なのか否か。京大大学院工学研究科教授の藤井聡氏によると、

「地下部分に空間を作らず盛り土の上に直接建物を作る場合と、コンクリートの『地下ピット』を作った今回の場合。両者を比較すると後者の方が衛生的かつ安全であると言えます」

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