築地の仲卸業者の半数は債務超過という驚きの真実

社会週刊新潮 2016年9月29日号掲載

 手元に「農林中金総合研究所」が作成した冊子がある。それによると、築地市場の水産仲卸業者583社のうち279社、実に約48%が債務超過に陥っているという。売上高1億円未満の零細事業者に限ると、その割合は約68%にも達している。

〈移転に関して最も慎重な立場をとってきたのは仲卸業者である〉

 冊子ではそう説明されているが、実際、豊洲への移転を機に、少なくとも50社の仲卸業者が廃業すると見られている。なぜ仲卸業者は苦境に陥っているのか。

「日本の漁業・養殖業の生産量は1984年の1282万トンをピークに、95年頃までに急激に減少しており、去年は467万トンでした。

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