復活の闘莉王 ファンから妻へ〈許してくれてありがとう〉の書き込み

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 Jリーグ創設時の10チーム、いわゆる“オリジナル10”のうち一度もJ2に陥落したことがないのは、鹿島と横浜FMと名古屋の3チーム。ところがその一角、名古屋が窮地に立っている。

高い得点力でチームを救えるか(イメージ)

 9月1日現在、年間成績は4勝15敗8分で18チーム中16位。下位3チームは自動的にJ2降格だから、ギリギリアウトだ。15位の甲府との勝ち点差は7。残り試合は7。崖っぷちである。

 これを受けて8月23日、今季から采配を振っていた小倉隆史監督兼GMが事実上の解任。代わって、その小倉氏がクビにした男が地球の裏から舞い戻ってきた。

 元日本代表・田中マルクス闘莉王(トゥーリオ)(35)である。

 1月に退団後、実家があるブラジルに帰還した闘莉王は3月に結婚していた。お相手のアリエリ・ゾッピさんは駆け出しの皮膚科医。写真投稿サイトの彼女のアカウントを覗くと、そこには立派なお腹のマタニティフォトが。なんと9月中旬が予定日なのだとか。

 そのコメント欄には、

〈大事な身体の時に闘莉王が名古屋に帰る事を許してくれて、ありがとうございます。日本より、無事に生まれ事(ママ)を祈ってます。〉

〈こんな時に旦那様を名古屋グランパスに送り出してくれて本当にありがとうございます。〉

 とファンたちが御礼激励の書き込みをしている。が、

「闘莉王は“妻を説得できていない。相当怒っている”とこぼしています。まあ、カッコつけの方便でしょうけど」

 とサッカー記者が鼻白む。

「むこうでは実家が営む牧場を手伝っていたそうですが、要するにプータローですからね。契約は実働2カ月で推定2000万円。ブラジルの景気は急降下しているそうだし、身重の嫁としてはむしろ大喜びで送り出したことでしょう」

“戦線離脱中に結婚”は奇しくも石川遼と同じパターン。はたしてこちらも勝利の女神が微笑むか。

週刊新潮 2016年9月8日号掲載

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