アホらしい善意の押し売り NHK五輪番組の「視聴者メッセージ」

社会週刊新潮 2016年8月25日秋風月増大号掲載

 8月21日に閉幕したリオ五輪。テレビに映る日本選手の奮闘に、甲子園を目指した青春時代を重ねる人もいれば、営業ノルマの達成へ奮い立たされた人もいるだろう。心の中で、得も言われぬ響きがこだまする。それは紛れもなく「感動」。「感動」なのだが、そう何度も連呼されると、興醒めしてしまうのだ。

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 NHKの五輪中継やダイジェスト番組の放送中、視界の片隅に入るアレに、イラッとした人は多かろう。

〈内村航平選手 悲願の団体金メダル本当におめでとう!! 美しいチームワークに感動し、涙が止まりませんでした〉

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