「横山ゆかりちゃん誘拐事件」は「連続殺人事件」のひとつなのか 犯人へのメッセージを父親が綴った

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【隠蔽された幼女誘拐殺人事件】半径10キロ圏内で「5人の少女」が姿を消している――

 群馬県太田市で当時4歳だった横山ゆかりちゃんが行方不明になった事件から、20年が経つ。長年、この未解決事件を取材してきた日本テレビ報道局の清水潔氏が、「新潮45」に「犯人よ、聞いてくれ」を寄せている。

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 事件の現場となったのは、家族で訪れたパチンコ店『P』。パチンコに興じる両親を店内で待っていたゆかりちゃんは、母親の耳元で「優しいおじちゃんがいる……」とささやいたのを最後に、姿が見えなくなった。

 この時、店内の音でよく聞き取れなかった母親は「ついていっちゃ、いけないよ」と注意し、ゆかりちゃんは店内の長イスの方へ向かって行ったという。その10分後にゆかりちゃんはいなくなり、長イスには母親から与えられたおにぎりの食べかけなどが残っていた。

 店の防犯カメラには“サングラス、野球帽、ダブダブのズボンを穿いた男”が、ゆかりちゃんと話す様子が映っており、表に出た男を追うようにして、ゆかりちゃんは外に出て行った。

「北関東連続幼女誘拐殺人事件」

 10年前に取材を始めた清水氏がまず取り組んだのは、このカメラ映像の検証だった。午後1時27分に入店した男は、パチンコ台には目もくれず、店に入ったわずか3分後に長イスでゆかりちゃんと話をしている。〈最初から誘拐目的で入店したのではないか〉と考えた清水氏は〈一旦外に出てあの特異な服装に着替え“変装”して店に戻ったのでは〉と推測する。※〈〉は本文より引用、以下同

 また、ゆかりちゃん事件の1996年以前より、女児を狙った殺人事件が近隣で連続して起きていた。79年の「福島万弥ちゃん事件」、84年の「長谷部有美ちゃん事件」、87年の「大沢朋子ちゃん事件」、そして90年の「松田真実ちゃん事件」である。これを受け、清水氏はこう仮説を立てた。

〈つまり79年~96年の17年間に、半径10キロ圏というサークル内で5件もの類似手口の事件が起きていたのだ(中略)これは同一犯による、連続事件ではないのか――。私に言わせれば「北関東連続幼女誘拐殺人事件」だ〉

 だが当時、この視点で一連の事件が注目されることはなかった。ゆかりちゃん事件より前に起きた「松田真実ちゃん事件」が“解決”していたからだ。しかし、これは後に誤認逮捕であることが判明(「足利事件」)。つまり清水氏の“連続事件”説が正しければ、まだ真犯人は野に放たれたまま、ということになる。

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