大手銀行が続々移転で、シティが廃墟になる? 英国EU離脱20の疑問(16)

国際週刊新潮 2016年7月7日号掲載

 ロンドンのテムズ川沿いに広がる金融街「シティ」は、わずか2・9平方キロの広さに、30万人以上が働いている。イングランド銀行やロンドン証券取引所、ロイズ保険組合など世界の一流金融機関が集まり、昼夜を分かたず巨大マネーが飛び交う場所だ。ところが、イギリスの「EU離脱」はこの街を廃墟にしてしまうかも知れない。事実、大手金融機関が続々と移転の準備を始めている。

 国民投票の結果が明らかになったその日、英BBC放送は、大手投資銀行のモルガン・スタンレーが投資銀行部門の従業員2000人をアイルランドのダブリンか、ドイツのフランクフルトに異動させる準備をしていると報じた。

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