禁煙運動家も一枚岩ではなかった 「禁煙学会」と「タバコフリー学会」との間にある溝

社会週刊新潮 2016年6月9日号掲載

 目下、世間ではダイバーシティなる言葉が持て囃(はや)されている。すなわち多様性。しかし、煙草を巡る世界ではこれに逆行する動きが存在する。それは喫煙者への白眼視だけでなく、禁煙推進派内での路線対立にまで発展。「我こそ正義」と先鋭化した禁煙運動の内実を覗く。

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 毎年、5月31日は「世界禁煙デー」と定められている。この日は各国で禁煙イベントが開かれ、日本でも今年は厚労省主催の「世界禁煙デー記念イベント」にあわせて、受動喫煙による死亡者数なるものの新調査結果が発表され、禁煙ムードが煽られた。

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