ジョディ・フォスター、8年ぶりの来日 「あさイチ」「5時に夢中」出演でPRも

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 ジョディ・フォスター(53)がやって来た。親日家として知られる女史だが、今回は女優としてでなく、監督として。

「6月10日公開の『マネーモンスター』の舞台挨拶付き試写会が2日に行われるためで、およそ8年ぶりの来日です」(宣伝担当者)

ジョディ・フォスター

 テレビシリーズも含め、監督作品はこれが7本目となるフォスター女史。女優を封印して監督に専念したサスペンスだ。

 映画評論家の北川れい子氏は、

「ジョージ・クルーニー(55)が司会者役を演じる財テク情報の生番組が、彼の流した情報のせいで全財産を失ったと訴える男に占拠されるとの設定。事情を聞くうちに、自分もインチキに加担していたと気付くジョージとディレクター役のジュリア・ロバーツ(48)とで、真実を暴いていく。時代認識もしっかり踏まえた、才女のフォスターらしい作品になっていますよ」

 主演2人も一緒に来日ならば豪華だが、それはない。だからなのか、フォスター監督、PRに孤軍奮闘の大サービスという。

「試写会では一般の方からの質問にも答える予定ですし、ハリウッド女優、ハリウッド女性監督として初めて、日比谷シャンテの“合歓の広場”に設置する手形も取ります」(前出・宣伝担当者)

 5月4日に本場・ハリウッドのウォーク・オブ・フェイムの星形プレートに名を連ね、いわゆる殿堂入りしたばかりの女史だが、日本ではドラえもんの手形と並ぼうというのである。

「さらに作品がテレビの生放送中に起こるリアルタイム・サスペンスということに因(ちな)み、日本の生番組にも出演してもらいます」(同)

 そのひとつがNHKの「あさイチ」。あの有働由美子アナ(47)に売り込みをかけ、さらには「5時に夢中!」(TOKYO MX)にまで出演――。(共に6月2日)

「映画ではテレビ業界の人たちを批判する目線も効いていたけど」(前出・北川氏)

 ちゃんと番組の色を教えておかないと、日本嫌いになっちゃうかも。

週刊新潮 2016年6月9日号掲載

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