中国で拘束された日本人スパイを見捨てた公安調査庁

社会週刊新潮 2016年4月28日号掲載

 中野は語らず――。戦時中、秘密裡に諜報員を養成した陸軍中野学校では、この不文律が徹底され、拷問に屈しないよう過酷な訓練が課せられた。さて、そんな先人たちほどの覚悟もなく、007のような活躍もできないまま中国の手に落ちた現代の“スパイ”たちは、目下、その雇い主について口を割り始めたという。

 昨年9月に中国が日本人男性2人の拘束を発表してから早半年。そんな折、にわかに囁かれ始めた情報がある。政府関係者が声を潜めて語るには、

「中国は今年1月までにスパイ容疑で4人の日本人を逮捕しているが、そのうち2人の起訴に向けて動き出した。

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