百田尚樹サイン会に爆破予告 「日本の平和主義者ほど好戦的な人たちはいない」

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 12日、西宮市で行われた百田尚樹氏の新刊『カエルの楽園』の発売記念サイン会に対して、「サイン会を爆破する」という脅迫電話がかかってきたことが明らかになった。

 結局、不審物は発見されなかったので、悪質ないたずらだったようだが、このような明らかな言論弾圧行為は決して許されるものではない。点検のため書店は、一時営業停止を余儀なくされるなど、対応に追われた。

 なぜこのような犯罪行為に出たのか、犯人の真意はわからないが、可能性としては『カエルの楽園』の内容が気に入らなかったことが考えられる。

 日ごろから百田氏の政治的な発言に反発をしている向きには、許容しがたいものなのかもしれない。

 興味深いのは、こうした事態を予測したかのような文章を百田氏が昨年発表している点だろう。昨年刊行した『大放言』の中には、次のような一節がある。

「サイン会爆破予告」にあった百田尚樹氏

「私が憲法改正を口にすると、護憲派や平和主義者を標榜する人たちから凄まじい罵倒と非難の言葉が投げかけられる。

 人格否定や人権無視の言葉はましなほうで、中には『死ね』と平気で書いてくる人もいる。

 ちなみに安倍総理に対しても同様の言葉を浴びせる九条信奉者は珍しくない。

 私の経験上、日本の平和主義者くらい好戦的で攻撃的な人たちもいない。

 彼らは『平和』のためなら『人殺し』も『戦争』もやむを得ないと考えているように思える」

 寓話仕立ての『カエルの楽園』は、現在の日本の安全保障をめぐる状況をカリカチュアライズしたもので、ある種の勢力の方々が読むと、頭から湯気が出そうなストーリーになっている。「九条信者」のような人にとっては、きわめて不愉快な内容だ。

 そういう人たちを強く刺激できたとすれば、作品としては成功だと言えなくもないのだろうが……。

 結局、サイン会は急遽場所を移して行われ、警察官が手荷物検査を行うなど厳重な警戒態勢のなか、約百人がつめかけた。

デイリー新潮編集部

2016年3月14日掲載

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