「天皇陛下の癌」がん告知を主張した医師の遺書 初公開(1)

社会週刊新潮 2016年3月3日号掲載

 歴代最長のご在位だった昭和天皇の崩御から遡ること1年、真実を明かさんとし、志半ばで斃れた医師がいた。時代の記憶とともに仕舞われていたその「遺書」を公開する。

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 昭和64年1月7日の早朝、111日間に及んだ闘病の末、昭和天皇はお隠れになった。同日をもって、激動の昭和は幕を閉じたのである。

 大いなる時代がゆるやかに“臨終”へと歩を進めていく途にあって、御所の周囲では幾多の思いが交錯していた。今回登場する東大医学部の浦野順文教授もまた、その只中にあった。

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