カンヌで物議“愛”がほとばしる「3D映画」

映画週刊新潮 2016年4月7日号掲載

“愛は精液、体液、そして涙――”。こんなあけすけな惹句は見たことがない。フランスとベルギーの合作映画『LOVE【3D】』。愛を立体的に、しかも大きなスクリーンで受け止めることになる。

「若妻、幼子と暮らす主人公のマーフィー。ある朝、元恋人の母親から電話が入る。彼女が行方不明だという。マーフィーは、彼女と過ごした2年の蜜月を思い出す――」と、ストーリーを書けば、なんだかロマンチックな予感。とはいえ、アルゼンチン出身でフランス在住の鬼才、ギャスパー・ノエ監督は、強烈な描写で物議を醸すことでも有名だ。

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