「私たちは、いつ避難できるんですか!」 次々亡くなっていく患者たち〈原発25キロの病院に籠城した「女性看護師」の7日間(3)〉

社会週刊新潮 2016年3月17日号掲載

 福島第一原発事故を受け、南相馬市・浜通りの大町病院には、政府から「屋内退避」の指示が出された。避難を選ぶ者もいる中、残された患者たちのため、留まることを決めた職員は、看護部長の藤原珠世(当時52)、2階北病棟の師長、中山敦子(仮名、当時40)、療養病棟勤務の看護師・野口真理子(仮名、当時45)たち。自らの身を捨て他者を救った人々の姿を、福島出身のノンフィクション・ライター、黒川祥子さんがレポートする。

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 暖房もない病室で重症患者がじっと耐えていた。

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