大貫さんが拾得「現金1億円」は誰の金だったのか

社会週刊新潮 2016年3月10日号掲載

 ごく普通の生活を送っている人でないのは確かなのだ。普通の人は銀座のど真ん中に1億円もの現金を落としたりしないし、万が一落としたとしても、すぐに名乗り出るだろう。1980年に起こった大貫久男さんによる「1億円拾得事件」。今もって解明されていない落とし主を巡るミステリーに下される、36年後の「最終判決」――。

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 トラック運転手の大貫さんが“それ”を拾ったのは、80年4月25日午後6時頃のことだった。場所は東京・銀座3丁目の昭和通り沿い。ガードレールの支柱の上にあったそれを古新聞か何かだと思って、何気なくトラックの荷台に積みこんだ。

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