元総会屋「小池隆一」が話す「俺の口座を通り過ぎた270億円」

社会週刊新潮 2016年3月3日号掲載

 白いものが目立つ髪に、柔和な笑顔。その名を知らなければ、どこにでもいる好々爺である。だが、「野村・一勧事件」の主役・小池隆一氏(72)は、長らく企業の裏側を仕切ってきた人物だ。頼りにするとこれほど心強いものはないが、敵からは蛇蝎のように恐れられた。何より小池氏の口座に振り込まれた約270億円は「用心棒代」にしてはケタ違いである。

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「うちには、特別な人だけが持てる“VIP口座”がある」

 1997年、野村證券の元社員の内部告発から発覚した利益供与事件は、捜査が進むにつれて、グロテスクな「暗部」が明るみに出ていた。

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