アカデミー戴冠「レオ様」が“環境活動家”のマジ顔

芸能 週刊新潮 2016年3月10日号掲載

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“無冠の帝王”レオナルド・ディカプリオ(41)に初のオスカー像が手渡された。

〈みなさん、本当にありがとう。アカデミーに感謝を。この会場にいる全員にも感謝します……〉

 万感の思いである。

もはや功労賞

 その名を高からしめた『タイタニック』(1997年)はアカデミー賞11部門を受賞するも、主演男優賞にはノミネートすらされなかった。93年の助演男優賞ノミネートから22年、『レヴェナント:蘇えりし者』で5度目のノミネートにしてようやく掴んだ主演男優賞。

 映画評論家の北川れい子氏は、

「よかった! 会場の誰もが納得する受賞だったと思います。作品も見ているだけで風邪を引きそうな極寒シーンの連続で、よくぞ生還したと思ったほど」

 だが、客席のスタンディングオベーションの中、オスカー俳優“レオ様”の顔は環境活動家のそれへと変わるのだ。

〈2015年、気温が最も厳しい年となりました。(中略)最も切迫した人類に対する危機です。我々は力を合わせて、行動を起こす必要がある。(中略)強欲な政治家をサポートしてはならない……〉

 大統領選真っ直中の今、気候変動など認めない共和党のドナルド・トランプ氏に当てつけたかのよう。

「会場にはジョゼフ・バイデン副大統領も来ていましたからね。司会を務めたコメディアンのクリス・ロックは、かつてブッシュ前大統領を批判した民主党系といわれています。ハト派が多いといわれるハリウッドですが、今年は特に政治的だったかも」(北川氏)

 もちろんレオ様の地球温暖化への警告は今に始まったことではない。国連の平和大使としてスピーチを行い、ローマ法王とも面会。昨年は自身の財団から環境保護団体に18億円もの寄付をしている。次回作は環境映画のプロデュースで、他にフォルクス・ワーゲンの排ガス不正問題に関する著作の映画化権も取得した。

 環境問題の先人、ゴア元副大統領は映画『不都合な真実』でノーベル平和賞を受賞している。ひょっとしてレオ様の次の狙いも?