チャラ男「宮崎謙介」辞職で火の粉を被る「細野豪志」

国内 政治

  • ブックマーク

Advertisement

 ビリヤードでは、狙った的球(まとだま)を別の球に当てた跳ね返りでポケットすることを「キスショット」という。

 民主党の細野豪志政調会長(44)が巻き込まれたのは、奇(く)しくも、この手法と似た構図の「玉突き」であった。

「総理候補」とまで言われたのに……

「宮崎謙介さんの不倫騒動が細野さんに与えたダメージは、かなり大きい」

 と、政治部記者。

「ワイドショーが連日のように国会議員の過去の不倫例として、10年前に『FRIDAY』に掲載された細野さんと山本モナさんの路チュー写真を取り上げていましたからね。宮崎さんは議員辞職をしてスッキリしたのでしょうけれど、現役を続けている細野さんの方は立場がない。不倫は政治家にとって致命傷だというイメージが世間に広がった今、党内では“細野の目は消えた”という声すら上がっていますよ」

 昨年1月の代表選で岡田克也氏に負けて以来、細野氏は転がり落ちる一方である。民主党関係者の話。

「岡田執行部で政調会長に就任したものの、実質的には蚊帳の外に置かれてきた。そこへ起きた宮崎さんの一件では、岡田代表や枝野幹事長がまるで細野さんに当てつけるかのように、役員会で徹底追及の構えを示し、細野さんは内心悔しい思いを抱えながらも、黙って耐えるしかありませんでした。当然、4月に行われる衆院京都3区の補選には、応援弁士としてお呼びがかからず、党内に身の置き所がない状況ですよ」

 あの路上での「キスショット」は、こんな「落とし穴」に繋がっていた。

週刊新潮 2016年3月3日号掲載

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。