「国谷裕子」を引き継ぐクローズアップ「7人のオンナ侍」

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 2月2日、NHKが平成28年度番組の新キャスターを発表した。中でも注目されたのが、当初は打ち切りと伝えられた『クローズアップ現代』のリニューアル。

 4月からは『クローズアップ現代+(プラス)』として放送時間を19時半から22時に移し、23年にわたってキャスターを務めた国谷裕子(59)から、7人の女子アナに日替わりで受け持たせるというもの。

 で、その7人というのが、『ブラタモリ』の初代アシスタントだった久保田祐佳(33)。産休から復帰する小郷知子(37)。『ニュース7』のサブキャスターを務める松村正代(34)。スポーツキャスターの杉浦友紀(32)。オリコンの好きな女子アナランキングで8位(2014年)に入りながらも京都放送局勤務となった井上あさひ(34)。『NEWS WEB』でキャスターを務める鎌倉千秋(37)。そして『日曜美術館』の司会やナレーションをこなす1児の母・伊東敏恵(43)という面々である。

 いずれも過去にNHKの報道番組の経験はあるものの、現在の専門はバラバラ。月曜から木曜までの週4日放送の番組に、何故7人も必要なのか疑問だが、曜日ごとの担当は決めず、それぞれの専門性を活かせるテーマを担当するのだとか。

「人気者もいるけれど、番組で菊池寛賞まで受賞した国谷さんのような重厚感はないし、局アナだから無難な人が多い印象ですよね。“やらせ問題”などはありましたが、フリーの立場から堂々と物を言った国谷さんだからこそ、ジャーナリストの重みを感じた番組でしたけどね」(放送記者)

 ついでながら、今回の人事で舞台を降りる大物アナがもう1人。オモテだって報じられなかったが、『歴史秘話ヒストリア』の和服のナビゲーター渡邊あゆみ(56)である。年配視聴者に人気のNHKの顔だが、こちらもクロ現7人衆の1人、井上あさひアナに取って代わられるのだ。

 ともあれ、現行のクロ現は視聴率10%以上を取ることも度々。若さと人気に頼ると、視聴者も離れそう。

週刊新潮 2016年2月18日号掲載

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