財務省キャリアといえば、国家公務員Ⅰ種合格者の中でも成績優秀者しかその地位につけないことで知られる。とはいえ、新人は当然、それまで普通に大学生活を送っていた者ばかり。そういう若手は「職場」でどういう扱いを受けるのか。
東大法学部を首席で卒業後、財務省に入省して2006年~2008年の2年間キャリア官僚として働いた山口真由さんは、新著『いいエリート、わるいエリート』で赤裸々に当時の体験を振り返っている。そこで描かれているのは、ブラック企業すれすれの勤務実態だった。...
こんな記事も読まれています
黒田総裁“4年目”を占う「日銀審議委員」候補の名
年始の大発会から株価が乱高下している。証券市場が敏感に反応するのは就任以来、資金投入の“ジャブジャブ路線”を続ける日本銀行の黒田東彦総裁(71)の施策だ。就任4年目に突入する黒田総裁を支える幹部が、この3月末に交代するという。
日本銀行の最高意思決定機関「政策委員会」は、黒田総裁を筆頭に副総裁2人、審議委員6人から成る。3月末で任期満了を迎えるのは、審議委員の白井さゆり元・慶応大学総合政策学部教授(53)だ。全国紙の日銀クラブ記者の見立ては、
「審議委員の任期は5年で再任も可能ですが、白川前総裁が任命した白井さん“続投”の可能性は極めて低い。...
つづきを読む