「おおさか維新」に難癖で返り血を浴びた「安住淳」
気に入らない相手に難癖をつけて、自分の力を誇示するのは、「ワル」でも小者の部類に入る。
そこへ行くと、民主党の安住淳国対委員長代理(54)が仕掛けたのは、なるほど「ちびっこギャング」ならではの闘いであった。
「民主の国対を仕切っている安住さんは、予算委員会の筆頭理事に『無理やりにでもスイッチを入れて、理事会で暴れろ』と指示を出し、おおさか維新の会に難癖をつけさせたんです」
と、理事会のメンバーが振り返るのは、1月12日の予算委員会を前に起きた質問時間の配分問題。
「おおさか側の質問時間は本来、議席数に応じて割り当てられた24分に、与党が慣例として野党に譲った約7時間から41分を加えた、1時間5分になるはずでした。が、彼らが『与党でも野党でもない新しい政党を目指す』と公言していることから、民主側の筆頭理事が『野党ではないおおさか維新に41分は配分しない』とゴネ出した」
むろん、理事会は紛糾し、委員会の開催すら危ぶまれる事態に……。おおさか維新の会関係者によれば、
「安住さんは、うちの幹部に『君らのような弱小政党が何を言っても無駄だ』などと脅し、従うよう迫りました。その真意は、僕らに頭を下げさせて、民主の優位性を示すことにあったのでしょうが、そうはさせません。僕らは最終的に24分を受け入れる代わりに、今後は民主の筆頭理事を通さずに、与党から直接、時間を譲って貰うことにした。結果的に民主は、筆頭野党の威信を失ったというわけ」
12日の予算委員会では、下地幹郎委員(54)が、
「民主党がやった行為は憲法の精神、立憲主義の観点からしても全く許せない」
と、批判を展開。さすがの「ちびっこギャング」も、大人しくなったという。
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