壊滅か、拡大か、2016年「イスラム国」

国際週刊新潮 2016年1月14日迎春増大号掲載

 年も押し詰まった12月28日、7カ月に及んだラマディ奪還作戦を成功させたイラクのアバディ首相は、TV演説でこう吼えてみせた。

「2016年は大勝利の年になる。過激派組織『イスラム国』は壊滅する」

「次は北部モスルの解放だ。それが最終決戦になる」

「イスラム国」殲滅を宣言すると、翌日、ラマディに入城、市庁舎にイラクの旗を高々と掲げたのだ。

 現代イスラム研究センターの宮田律氏は言う。

「20万人を擁したラマディは戦場となって1万人ほどに人口が減少、ゴーストタウン化していました。

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