叙勲狙いと勘繰られるメガバンク「政治献金」復活

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 地位、権力、そして富を手に入れた者が、次に欲するのは名誉だと相場が決まっている。現在、全国銀行協会の会長を務める、みずほフィナンシャルグループ(FG)の佐藤康博社長(63)の場合はどうか。

 みずほFGを筆頭に三菱UFJFG、三井住友FGは昨年末、自民党に対してそれぞれ約2000万円の政治献金を行った。自民党関係者によれば、

「3メガバンクの政治献金は、実に18年ぶり。1990年代後半に銀行による大蔵官僚への過剰接待が発覚し、その後に公的資金が注入されたので、世間の反発を恐れて政治献金を中断せざるを得ませんでした」
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