老骨「梨田」楽天監督の“お寒い”パフォーマンス

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 今季から楽天の指揮を執る梨田昌孝監督。まだ62歳なのに、「老骨」扱いしてしまってごめんなさい。

 でも、セ・リーグは巨人・高橋由伸新監督の40歳を筆頭に全員40代と大幅に若返り、パ・リーグも貴方以外は全員55歳以下ですからね。何卒ご容赦を。

 それにしても、お寒うございますね。いや、時候の挨拶ではありませんよ。

 貴方が、ですよ。

 まずは10月、就任早々報道陣に開口一番、

「ナッシーと呼んで」

 翌朝は、なぜか“五郎丸ポーズ”をして微笑んでいる貴方の写真がスポーツ紙を飾ってました。何なんスか? アレ。

 ドラフト会議では、関東第一高のオコエ瑠偉選手を1位指名して、

「ひとこと、お声(オコエ)がけさせていただきます」

 ですと。ちなみに、

〈(ダジャレを)言おうと思っているわけではないがつい出てしまう。多分、僕は頭がいいんだと思う。(略)僕のダジャレに選手もついてこられたら、必ずいい成績を残せるようになる〉(スポーツニッポンのインタビューより)

 年の瀬が近づくにつれて、一段と寒さが身に沁みるようになりました。

 12月29日の楽天グループ納会でのこと。ナッシーもとい貴方は、テレビCMでおなじみの「楽天カードマン」の眼鏡をかけて、

「安心してください。(カードを)持ってますよ!」

 ……やれやれ。

 近鉄では選手としてのみならず監督としても優勝を経験し、その後、日本ハムの監督に就任してチームを優勝に導いた。貴方は球史に残る名監督のはず。なのに、かくもお寒いパフォーマンスばかり。これじゃあ、せっかくの業績が――

 台なしだ!

週刊新潮 2016年1月14日迎春増大号掲載

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