肝いりの「おこめ券」が不評を買っている鈴木憲和農林水産相(43)。東京大学法学部卒で、農林水産省OBであることからJAの代理人のように評されることも多いが、実は、父親が社長を務めていた会社はかつて農協系金融機関相手に訴訟を起こしたこともあるのだという。「週刊誌沙汰」にもなったという父親の過去については、地元・山形でも知る人ぞ知る話だった。これまで明かされることのなかった父親の経歴とは……。
新米の出荷が始まった後も、コメの価格高騰は収まっていない。...
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【「田中角栄」追憶の証言者】地元神社の裏の階段が何段なのか言えなきゃダメだ!――鳩山邦夫(代議士)
「歩いた家の数、手を握った人の数しか票は出ない」というのが田中角栄の信条だった。ロッキード事件で有罪判決を受けた直後の83年の総選挙でも圧倒的な強さを見せつけ、自身最多の22万761票を得て議席を死守。元祖“選挙の神様”の面目躍如だったが、彼が40年以上も前に、鳩山邦夫代議士(67)に伝えていた選挙の極意がある。
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「国会議員になりたければ、選挙に勝たなきゃならない。それには絶対に地元を知らなくちゃいけない。地元を知るということは……」
懐かしそうに、44年前の田中とのやり取りを振り返るのは邦夫代議士だ。...
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