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池上彰さんが「リズム」をホメた「日本国憲法」の条文は?
■池上訳「憲法」とは
池上彰さんが、政治や経済の難しい話を子供にもわかりやすく解説する名人だということに異論を述べる人はいないだろう。その池上さんが、「日本国憲法」の全文「超訳」&徹底解説に挑んだのが、『超訳 日本国憲法』。
「日本国憲法」は、70年近く昔の文章だけに、堅苦しい表現やわかりづらい用語も多い。同書では、それらを池上さんが、できるだけわかりやすく訳してくれている。
たとえば、第1条。
「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」
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「平和な時代が続くと青年の意見は無視されるようになる」三島由紀夫の言葉(2) 政治編
三島由紀夫というと、その最期から「自決した何となく軍人っぽい怖い作家」といったイメージを持つ人もいるかもしれない。しかし、当然のことながら三島の思想はそんな簡単に片づけられるようなものではない。
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「胃痛のときにはじめて胃の存在が意識されると同様に、政治なんてものは、立派に動いていれば、存在を意識されるはずのものではなく、まして食卓の話題なんかになるべきものではない。...
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