「佳子さま」に一夏の恋を諦めさせた「家庭教師」の腕力

国内 社会

  • ブックマーク

 その子二十(はたち) 櫛にながるる黒髪の おごりの春のうつくしきかな――。与謝野晶子が歌に詠んだ、青春を謳歌する女性の美しさは、芳紀20歳の佳子さまの姿にぴたりと重なる。国際基督教大学(ICU)に入学後、キャンパスライフを満喫されるプリンセスの人気は増すばかり。だが一方で、念願の海外留学と、一夏の恋には“家庭教師”から「待った」が掛かっていた。

 ***

 ICUが夏休みに入ってからというもの、佳子さまが多忙を極めていらっしゃるのはご承知の通りだ。

 7月25日に開催された「全日本高等学校馬術競技大会」で、初めて開会式での挨拶を経験されたのを皮切りに、翌週は秋篠宮殿下と2泊3日で「全国高等学校総合文化祭」にご臨席。30日には、明治天皇例祭の儀にも参列されている。

 酷暑の折、さぞやお疲れのことと思われるが、宮内庁担当記者によれば、

「お出迎えのため、馬術競技大会の会場に集まった地元の保育園児を目にすると、佳子さまは腰を屈めて、“暑いなか、待っていてくれてありがとう!”“おいくつなんですか?”と満面の笑顔で声を掛けられました」

 かように溌剌としたご様子で公務に励まれれば、フィーバーが高まるのは自明のこと。だが、美貌のプリンセスはその胸の内に、人知れず“心残り”を抱えておられるというのだ。

「実は、佳子さまは夏休みにアメリカヘの短期留学を希望されていたんです」

 その心中を代弁するのは同級生のひとりである。

 ICUでは学生向けに「SEAプログラム」という夏季留学制度を設けている。1学年600人の学生のうち毎年200人ほどが、通称“シープロ”と呼ばれるこの制度を利用して6週間の海外留学を体験する。

「佳子さまは説明会にも参加されましたが、ご公務を優先して断念なさったと聞いています」(同)

 留学を見送られたのは事実なのだが、その理由は少々、異なっていた。

シープロマジック

 先の記者が明かす。

「佳子さまは一昨年にアメリカ・ボストンでホームステイを経験されてから、留学に高い関心をお持ちです。今回、その熱意を押し留めたのは、秋篠宮家が私的に雇用する家庭教師でした。この家庭教師はICUを卒業した40代半ばの女性で英語が堪能。普段は来日した海外ミュージシャンの通訳や、絵本の英訳などを手掛けている。彼女はもともと眞子さまの家庭教師で、2012年にエディンバラ大学に留学する際は事前に現地入りし、大学やお住まいなどの受け入れ態勢をアレンジしています」

 実は、佳子さまが学習院大学からICUに編入される際も、OGである彼女に相談していたという。

「今回も彼女に相談したところ、留学よりもまずは英語の基礎を習得すべきだと諭されたようです。確かに、能力に応じて4つに振り分けられる語学のクラスでは、下から2番目でいらっしゃいますからね」(同)

 佳子さまが、姉上を支えた彼女の言葉を重く受け止められたことは間違いない。

 他方、彼女が留学に反対したのは大学の先輩としての別の配慮もあったようだ。

「シープロに参加した学生は、現地の寮で集団生活を送り、毎日同じ授業を受けるので自然と関係が深まります。その結果、カップルが誕生することを学生の間では“シープロマジック”と呼ぶんです」(同級生)

『ローマの休日』のような一夏の恋のチャンスは当分、お預けなのである。

週刊新潮 2015年8月13・20日夏季特大号掲載

「ワイド特集 女たちは荒野をめざす」より