桶川・足利事件の調査報道で社会を大きく動かした記者が報道の原点を問う

社会 2015年5月号掲載

“真実”は現場にあり。 桶川・足利事件の調査報道で社会を大きく動かした記者が、報道の原点を問う。
真偽を見抜く力/清水 潔『騙されてたまるか―調査報道の裏側―』

 私は「伝聞」というものが嫌いだ。

 例えばこんな記事か。

「捜査関係者によれば、容疑者は大筋で犯行を認めている」

「伝聞」にもとづいており、情報の発信源も曖昧。おまけに「大筋」というのが何を指しているのかさっぱりわからない。最悪なのは、たとえそれが後に事実ではないとわかった場合でも、誰も責任を取らないことだろう。

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