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勝新太郎を抱いた男 現代美術の巨匠は「座頭市」が大好きだった
着流し姿でソファーにもたれかかり、なんとも幸せそうに目をつむる老人。その胸には浅黒い男を抱き、こちらもまた安堵しきった表情である。抱かれている男はなんと、日本が世界に誇る昭和の名優、勝新太郎。そして抱いている老人もこれまた驚きの「20世紀最後の巨匠」画家バルテュス。天才二人の親密さがこれ以上ない程にあらわれた一枚である。
■勝新太郎が抱かれた男、バルテュス
ピカソをして「20世紀最後の巨匠」と言わしめた画家バルテュス。...
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蛸やエイ、人魚とも!? あなたの知らない「とんでも春画」
5月25日から8月13日まで、ロンドンの大英博物館で、江戸を代表する浮世絵師・葛飾北斎の展覧会「北斎-大波の彼方へ-」展が開催される。90歳まで生きた北斎の後半30年に焦点を当てた展観で、『富嶽三十六景』などが展示されるという。
北斎といえば、1998年にアメリカのライフ誌が選んだ「この1000年間に偉大な業績をあげた世界の人物100人」に日本人で唯一選ばれるなど、世界中でその実力が認められている日本人絵師の一人である。モネやピカソなどにも多大な影響を与えており、秋からは上野の国立西洋美術館で、「北斎とジャポニスム」展がはじまる予定だ。...
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