御嶽山噴火:もし、富士山が噴火したら? ビートたけしが火山学者に訊く

社会

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 9月27日、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山が噴火し、現在も火山活動が続いている。

 一方で日本一の山、富士山もいつ噴火してもおかしくないと言われており、不安が高まっている。富士山が噴火した場合、どのような災害を引き起こすのか、ビートたけしが京都大学大学院教授の火山学者、鎌田浩毅氏に訊いた。

■富士山が噴火したら

たけし:富士山ほど大きければ、やっぱり大噴火が起きることになるのかな。

鎌田:それが噴火してみないと分からない。現在、噴火は予知できるようになっています。噴火の直前にマグマが上がってくるとき、地面を割るので地震が起きます。また、マグマが上がってくると山が膨れます。この二つの現象、地震と地殻変動で予知ができるのです。しかし、大噴火するのか、チョロチョロ噴火するのかは分からないんです。

たけし:噴火の予知はできても、どんな噴火をするかは分からない。

鎌田:ええ。富士山は「噴火のデパート」と言われています。ありとあらゆるタイプの噴火を起こします。例えば、火山灰が出るでしょう。溶岩が出るでしょう。火砕流が流れるでしょう。噴出した溶岩の塊である火山弾が飛んでくることもある。それから、土砂が水とともに斜面を流れ下る泥流も起きます。あと岩なだれと言って、山全体が崩れることもある。

■富士山はどこから噴火する?

鎌田:富士山には頂上以外にも斜面に火口がたくさんあります。全部で100個ぐらいあるんですよ。

たけし:噴火するときは、そのうちのどこかなんですか。

鎌田:火口は富士山の南側と北側にあります。ここ最近2200年ほどは山頂の火口を噴火に使ってないんです。だから、次に噴火するときも南か北の火口が開くのではないかと見ています。南の火口が開くと、東名高速や東海道新幹線といった大動脈が溶岩流によって寸断されてしまう。北の火口が開くと、今度は富士五湖があってリゾート地帯が被災する。どちらの火口が開くかで、全然防災対策が違ってくる。しかし、噴火する場所は直前まで予測できません。

※本対談の全文は、『たけしのグレートジャーニー』に収められている。

デイリー新潮編集部