「ニャーオ」は「激おこ!」 猫語の文法、教えます

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「猫は気まぐれで、何を考えているのかわからない」。部屋中を勝手気ままに動き回り、ふっと姿を消してしまう振る舞いを見て、そんな風に感じている飼い主は少なくないだろう。しかし、その鳴き声を注意深く聞き取れば、猫の考えていることが理解できるのだ。

■「ニャー」は「お願い!」

「猫の基本的な発声であるニャー(nya-)は、何かを要求している時の鳴き声。飼い主への甘えも含んだ、低姿勢のお願いです。ドアの前で発すれば、《ドアを開けてください》となる」
 こう猫語の初歩を教えてくれたのは、近著『愛を教えてくれる犬と幸せを運んでくる猫』でペットとの絆の深め方を紹介している獣医師、野澤延行先生。おなじみの「ニャー」の語尾が変化するだけで、猫の要求の度合いが微妙に変わっていくのだという。

 たとえば、意思をはっきり示したい場合は、語尾に n を付けてニャーン(nya-n)と鳴く。食器を前に声を発したなら、《お腹が空いた。ゴハンはまだ?》という意思表示。さらにニャ(nya)の後に o-n を付けてニャオーン(nyao-n)と鳴けば、強い感情が伴う《ゴハンはどうしたんだ!》ぐらいの意味になる。

 他にも、不満がある場合はニャーに o を付けてニャーオ(nya-o)、あるいはニヤーオ(niya-o)。飼い主の顔を見ながらトイレの前で連発すれば、《おい! ここ汚れてるゾ!!》という「激おこ」状態であることがわかる。

■身体の動きからサインを読み取る

 野澤先生によれば、異常事態にも鳴き声でサインを発しているのだという。

「アオーゥ(ao-u)、あるいはオオーゥ(oo-u)と鳴いていたなら、《具合が悪い》《痛い》《つらい》といった状態。発情期の声と似ていますが、こちらはわざわざ飼い主の前で鳴くことに特別な意味があるのです。見た目でも様子が変だったら、すぐに病院へ連れて行きましょう」

 誰かを威嚇する場合には、ハーッ(kha-)と一気に息を吐く音を出すか、ニャオーと低く唸り声を発する。その際、猫は同時に外耳(耳のうち、頭部から外に張り出している部分)を伏せるが、こういった身体の動きが発しているサインを読み取ることも大事だ。 

 愛猫の鳴き声が聞こえたら、すぐに猫語の翻訳開始! たったそれだけで、あなたと猫との親密度がぐっとアップするはず。他にも「動物から好かれる方法」など、同書には猫や犬と親密度を深めるヒケツも紹介されている。

デイリー新潮編集部