「コメンテーター」は世間を映す鏡/古市憲寿

社会新潮45 2014年3月号掲載

コメンテーターも楽じゃない

 コメンテーターというのは不思議な仕事だ。文字通り、ニュース番組やワイドショーなどでコメントをする人のことだが、必ずしも彼らは専門家というわけではない。文化人や学者など何らかの「見識」があるとされる人が、自分の専門分野とは関係がなく一通りニュースに対してコメントをするのだ。
 このコメンテーター、世間での評判は総じて良くない。「日本をダメにした元凶」という特集に組み込んでもらえるくらいだ。ツイッターなどを少し検索すれば「胡散臭い」「人の気持ちがわかってない」「勝手に代弁するな」「品がない」「芸がない」など無数の品もなく、芸もない批判が見つかる。

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