食事、掃除から家電まで… シニアにおすすめの「便利過ぎるサブスク」 終活にもなる「持たない生活」

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 物を減らして身軽に暮らす――。終活の一環で“断捨離”をしたものの、生活が不便になっては元も子もない。物を持たずして、必要な時に必要な分だけを賢く使う。シニア世代が快適な生活を送るために、「サブスク」を利用した“持たない暮らし”の新提案!【丸山晴美/ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー】

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 雑誌やレコード、DVD……長年集めたコレクションが一角を占拠するその部屋で、知人のシニア世代の男性はつまずき骨折をしました。それがきっかけで、外出の機会が減り、認知機能までもが低下したのです。「終活」という言葉に代表されるように物を必要以上に所有せず、手放す機運が高まった昨今。しかし一方で、長年集めてきた物を手放したくはない、生活に必要だから買わざるを得ない。シニア世代にとっての物の所有を巡るジレンマの解決策こそ、若者向けと思われがちな定額制のサブスクリプションサービスなのです。

〈消費生活アドバイザーとして活躍する丸山晴美氏は、シニア世代こそ、サブスクリプションサービス(以下、サブスク)を活用すべきだと提言する。サブスクは月額制などの定額料金で商品やサービスを利用する仕組みを指す。ウェブ上で契約から解約までが完結するサービスがメインであるため、若者向けとのイメージがある。しかし今や、サービスは音楽や動画だけでなく、服や家事、家電など生活全般にまで広まっている。終活やいつ病気になるかを考えた時、シニア世代はサブスクを活用すべきだと丸山氏が語る真意とは……。〉

家電のサブスク

 物を減らし、身軽に生きたい。多くのシニア世代がそう考えていることでしょう。日常生活に特化したサブスクは、時間を節約し、「時間を買う」便利なサービスとしての選択肢になり得ます。

 終活をと思っても、冠婚葬祭の機会も増えるシニア世代にとって、喪服や礼服を手放すことは難しい。それらを押し入れから取り出すと、虫に食われていたり、サイズが合わなくなっていたりすることも少なくありません。新しく買おうにも、値段が高い上に、この先何回着るかも分からない。喪服や礼服の宅配レンタルでは、「礼服レンタル.com」や「Cariru BLACK FORMAL(カリルブラックフォーマル)」といったサービスが、3泊4日で約5000円から礼服一式を貸し出しています。

 特に男性の場合は、ズボンの丈詰めが必要になることが多い。こうしたサービスの中には、裾上げテープを付属してくれるところもあります。クリーニングに出す必要すらありません。一度着用したら、返却するだけと非常に便利なのです。サービス選びのポイントは、体のサイズを細かく入力できるかどうかです。

 このように、物をずっと持っているのではなく、一時的に借りるにとどめることで、物を減らすことができるのです。

 服と同様に、いつまで利用するか分からない家電や家具にお金を使いたくない気持ちも働くでしょう。しかも、最近の家電は、ノンフライヤーだ、ロボット掃除機だと使ってはみたいが、高額な製品も少なくありません。家電のサブスクの利用を検討する時は、毎日のように使用する冷蔵庫や洗濯機などを最初に考えるのがお勧めです。例えば、アイリスオーヤマの「アイリスプラザ 家電サブスク」では、冷蔵庫や洗濯機などの新品家電を配送・設置・返却・保証込みで月額1980円から利用できます。家具・家電レンタルの「CLAS」は、冷蔵庫や洗濯機を1台あたり月1000~2000円台から借りることができます。その中で、買った方が安いのか、それともサブスクを利用し続けた方が安いのか、どちらが得かを考えて決めてください。

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