食事、掃除から家電まで… シニアにおすすめの「便利過ぎるサブスク」 終活にもなる「持たない生活」

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借りて返すだけの身軽な利用

 若い頃はステータスであった車も、「終活」の観点から見直す余地があります。乗用車は高額で諸経費がかかる物の代表格。車を所有するには購入費用だけでなく、駐車場や車検、保険や税金と維持コストが膨らみます。維持費を計算すると、年間でざっと50万円を超えることも珍しくありません。一方で、サブスクにすれば、月額料金に維持コストや税金などが含まれている場合が多い。死後、遺族が車を相続することになれば、処分や税金に費用がかかりますが、サブスクならば、借りて返すだけなので、身軽に利用できるのです。例えばトヨタの「KINTO(キント)」なら、任意保険や税金、車検、メンテナンス込みで月額1万8000円台から利用できますし、「カーリースカルモくん」でも軽やコンパクトカーなら月額1万円台からのプランがあります。

 雑誌やDVD、CDなどを買取サービスに売却処分し、デジタル化を進めるのも一つの考え方です。雑誌では、携帯電話各社やAmazonなどが、全ての雑誌が対象ではありませんが、月額定額制で読み放題サービスを提供しています。音楽や映画、ドラマが収められたCDやDVDもデジタルでの視聴に移行できます。シニアの方はデジタルが苦手と思うかもしれませんが、実際にはテレビをつけながらスマートフォンでYouTubeを見ている方も珍しくありません。慣れてしまえばデジタルへの移行はそれほど難しくないのです。デジタルに移行すると、タブレット端末が一つあれば、実質、事が足りるので、部屋がスッキリします。大量のコレクションを残して亡くなった場合、遺族は処分するしかありませんから、「終活」という意味でも個人的にはお勧めしたいですね。

宅食にミールキット

 物を持たないだけではありません。家事にもサブスクがあります。多くの人が頭を悩ませるのが食事ではないでしょうか。そこで考えたいのが、さまざまな企業が提供する宅食のサービスです。宅食だけでなく、ミールキットのサブスクもあります。ミールキットは、あらかじめ下ごしらえした食材が届き、自宅で加熱したり、ソースをかけるだけのキットです。こうしたサービスの良い点は、ニーズに合わせ減塩など考慮されたケア食を提供している点です。

 たとえば冷凍弁当の「nosh(ナッシュ)」なら、1食当たり約600円から(別途送料等)、糖質・塩分を抑えたメニューを届けてくれます。「ワタミの宅食」は1食400~600円前後の冷蔵弁当や冷蔵惣菜を毎日配達員が手渡しで届けるため、栄養管理と緩い見守りを兼ねられます。「食宅便」では、「塩分&カロリーケア」や「たんぱくケア」などの制限食コースが7食5000円台から用意されており、食事制限を受けている方にも選びやすくなっています。

 また、高齢者の場合、それほど量を食べなくなります。昨今は食材が値上がりしているため、少量を自炊するよりも、惣菜だけサブスクで賄うのも良い。とはいえ、毎食を宅食やミールキットに頼るとコストがかさみます。まずは月の食費のうち、どれくらいの金額をこれらのサービスに出費できるのかを計算するのが大事です。こうしたサービスの場合、初回はお試し料金というのもあります。口にするものですから、まずは好みの味付けかどうかを確かめてみましょう。

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